環境安全マネジメント学分野
教授 飯本 武志
「放射線」の環境はヒト・社会を含む環境システム全体に話題が展開する典型的な事例のひとつです。環境安全マネジメント学では「放射線(能)」「放射線防護」をキーワードとし、すべての放射線環境に関する安全やリスクマネジメント上の課題を自然科学研究と社会科学研究の両軸から追及していきます。具体的には、
① 放射線計測法や線量評価の手法の開発研究
② 放射線利用や放射性廃棄物の安全対策には欠かせない管理学的な研究
③ 身のまわりに存在する比較的高いレベルの自然放射能に関する安全研究
④ ヒト以外の生物種を対象とした環境放射線防護や環境アセスメントに関する研究
⑤ リスクマネジメントやリスクコミュニケーションに関する研究 等
の内容について、IAEA、国連科学委員会、ICRP等の国際動向や、我が国における規制科学上の論点やニーズに基づくタイムリーなテーマを選定します。
活動紹介
◆原子力学会 保健物理・環境科学部会◆2017年9月13日~15日、北海道大学にて開催
『
学術貢献賞』受賞
受賞題目:"千葉県柏市の環境放射線対策支援における保健物理・環境科学分野の専門的貢献"
◆国際会議「The Asian Conference on Safety & Education in Laboratory (略称 ACSEL) 2017 」◆
2017年7月26~28日、シンガポ-ル国立大学にて開催
『
Best Poster Award』受賞
受賞題目:"Development of Modules and Tools for Improvement of Public Radiation Literacy"
Takeshi IIMOTO, Reiko TAKAKI, Takehiro TODA, Tomohisa KAKEFU and Itaru TAKAHASHI
◆月刊エネルギーフォーラム◆2017年6月号より
『
途上国で放射線教育を実施 日本の「授業」に高い評価』
◆Web原子力産業新聞◆ 2017年4月10日号より
『
放射線教育はアジア諸国でも課題、日本の経験共有に期待が高まる』